高校サッカーコラム
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第1回:高校サッカーとフィジカル
 最近の全国に出てくるようなチームはずいぶんとフィジカルトレーニングをしているらしい。国見や鹿児島実業、関大一校などは走るチームとして有名で、かつ結果も残している。このようなチームはたいてい2日に1回はフィジカルトレーニングの日があり、その日はボールを触ることなくひたすら走るか、筋トレに時間を費やしていると聞く。しかし、プレイヤーとしての将来性を考えた場合、高校自体にフィジカルトレーニングに多くの時間を費やすのは得策なのだろうか。今回のコラムではこの部分を考察してみたい。
 アーセナルの監督であるベンゲルは、サッカーの技術は12歳までに基本的に完成すると述べている。これが本当なら、中学、高校では技術は伸びないと仮定して、フィジカルトレーニングに時間を費やすのも理にかなっているといえる。しかし、僕はベンゲルに意見を言えるほどサッカーを知っているわけではないのだけど、経験上中学、高校でも十分に技術は伸びると考えている。年をとるにつれ技術が身に付きにくくなるのが正しいすると、高校時代はむしろ技術を伸ばすことのできる最後のチャンスではないだろうか。そしてフィジカルは20代になっても十分伸ばすことができる。このことを考えると、高校時代は技術を伸ばすこと費やしたほうがプロを目指すプレイヤーにとっては良い気がしてならない。
 今強豪校でフィジカルトレーニングがさかんなのは、全国大会において走れるチームが勝っているからである。この傾向を変えるには、例えば野洲校のようなパスをつなぐサッカーをするチームがもっと全国現れ、結果を残すことが必要である。簡単ではないが、僕は日本のサッカーの将来のため、そしてサッカー人気のためにも、技術志向のチームが全国大会で活躍することを期待している。
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